先日取引先の方(50代男性)とランチを一緒にする機会がありました。
取引先の男性に「何が食べたいですか?」と質問したところ、「焼き魚が食べたい!」
魚といえば以前まとめで紹介した三州屋も人気ですが、取引先の方と一緒なのでもうすこし静かなところが良いかなと思い、ご案内したのが本日ご紹介する「魚久 あじみせ」です。
魚久 あじみせ(粕漬定食)
【和光時計塔から4分 350m】
デパ地下ではおなじみ、京粕漬けで有名な魚久は日本橋と銀座の直営2店舗で、ランチを提供しています。
それが「あじみせ」。
銀座店は1階が粕漬けの売場で2階がレストランになっています。
ランチの紹介の前にちょっと魚久と粕漬のお話を。
魚久の歴史
魚久の創業は大正3年。
京都で料理修行した創業者の清水久蔵が、蛎殻町に高級鮮魚商(卸売業)「魚久商店」を開業したことに始まります。
魚久商店は久蔵の確かな目利きが評判となり、多くの料亭に魚を卸し繁盛したそうです。
そして2代目の廣田年尾の時代。
鮮魚商の傍ら、昭和15年に会席料理の店「江戸風割烹魚久」を新たな事業としてスタートさせます。
そこでは鮮魚と共に、年尾が長年研究してきた粕床の味にこだわった粕漬けが出されます。
割烹魚久で出される粕漬けは常連客の間で評判となり、土産にしたいという要望が出るほど。
その要望に答える形で店先に土産用の粕漬けを並べたところ瞬く間に売れてなくなったそうです。
その後昭和40年、満を持して、当時でもまだ珍しい粕漬け専門店「京粕漬魚久」の営業が始まります。
店名に「京」を入れたのは初代久蔵に敬意を払った事、酒粕の仕入れ先が京都伏見の銘酒であった事が由来するそうです。
その後都内を中心に多くの百貨店でも魚久の粕漬けは取り扱われ、高級粕漬けの代名詞として、現在の地位を築いていきました。
粕漬けの美味しさの秘密
粕漬けの美味しさの秘密は粕床に多く含まれるアスパラギン酸やグルタミン酸などの多くのうま味成分。
このうま味成分が魚に浸透し、味を豊かにし、酒粕のほのかなお酒の香りが魚の臭みをとり風味が増すと言われています。
あじみせではそんな魚久の至高の粕漬けがリーズナブルな価格で楽しめます。
ランチメニュー
一番人気はぎんだら京粕漬定食(1566円)。「魚久といえば、ぎんだら」と言われる看板メニューです。
北米アラスカ産のぎんだらは、脂の乗りがよく、しっとりとした食感に酒粕の芳醇な香りとほのかな甘さ、凝縮された旨味が楽しめます。
その他定番では、香ばしく焼かれた皮まで美味しい脂ののったキングサーモンを使った、さけ京粕漬定食(1242円)。
奇数月は、白味噌をブレンドした、本さわら酒粕白味噌漬定食(972円)、偶数月は脂が乗っていてやわらかいカレイを使った、かれい味噌漬定食(972円)。
銀座店限定でぎんだら、さけ、さわらまたはかれい(該当月の魚)の3種が半切れづつ楽しめる、あじみせ定食(1836円)があります。
どれも箸でほぐれる身の柔らかさとプリプリとした食感。酒粕のほのかな甘味と凝縮されたうま味が堪りません。
楽天でも出品されていますので是非ご自宅でもお試しください。
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あじみせ 銀座店
ジャンル:魚料理
アクセス:都営浅草線東銀座駅A8口 徒歩1分
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座3-10-15(地図)
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情報掲載日:2018年11月26日
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