先日築地市場が閉鎖され豊洲市場が新たにスタートを切りました。連日ニュースでも報じられる中、今銀座で心配されているのが築地に住み着いていた1万匹とも言われるネズミ。今後食料を求め大移動が予想され、どこの土地に住み着くのか?注目を集めています。ネズミの寿命は一年程度ととても短いそうで、短い人生銀座で謳歌!なんて夢を持たなければ良いのですが…
夢といえば先日、朝日新聞デジタルにこんな記事が載っていました。「夢を見ないマウス 遺伝子操作で作製」。
ご存知の方も多いと思いますが、睡眠は大きく分けて、身体も脳も眠る「ノンレム睡眠」と、身体は眠っているが脳は起きている状態の「レム睡眠」の2つに分けられます。「ノンレム睡眠」は、質の高い眠りの時間。「レム睡眠」は前日の記憶を整理する時間、夢をみる時間と言われています。
記事によると、理研生命機能科学研究センターによってchrm1とchrm3という遺伝子が睡眠との関係が深いことが発見されたそうです。実験で、chrm1がないマウスはレム睡眠とノンレム睡眠の両方が減り、chrm3 のないマウスはノンレム睡眠だけが少なくなり、両方ないマウスは通常のマウスで72分あったノンレム睡眠がほぼゼロになったそう。ノンレム睡眠がゼロまたは少なくなったマウスは日常生活に支障はなかったそうですが記憶力の低下がみられたそうです。
この発見が今後睡眠に関する治療や薬の開発にとても役に立つそうです。実験されるマウスにとっては文字通り夢がない話しですが、この研究によって、睡眠に悩む多くの方が救われる可能性があるとするととても夢のある話しですね。
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