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デミタスカップの物語

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デミタスカップをご存知でしょうか?デミタス缶という名称で缶コーヒーが発売されているため、少量で、濃い目のコーヒーを飲むカップというイメージはお持ちかと思います。用途としてはエスプレッソやトルココーヒー、コース料理の最後に口直しとして出されるコーヒーなど少量で濃いコーヒーを楽しむ時に使われるカップです。デミタスとはフランス語で半分のカップという意味を持ちます。容量はレギュラーカップ(100ml-150ml)の半分ですので60ml-90ml程度になります。特徴としては少量でも冷めにくいように厚手でぼってりとしたイメージです。そしてこのデミタスカップ誕生の裏にはとても興味深い物語がありました。

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時はナポレオンの時代。ヨーロッパ各国と戦争をしていた18世紀のフランスは、産業革命によって工業が急速に発展していったイギリスに対抗するため、自国と同盟国に「大陸封鎖令」を発し経済封鎖を行います。その結果、植民地から輸入されていた、様々な物資とともにコーヒーの輸入が滞りヨーロッパ全土で深刻なコーヒー不足が起こります。町のカフェでは仕方なく、コーヒーを薄めて提供したり、代用品でコーヒーに似た味を出し提供をしたり、試行錯誤でこの危機を乗り越えます。しかし1760年創業、ローマの名門カフェ「カフェ・グレコ」ではコーヒーを薄めたり、代用品を提供することを断固拒否。自分達の味、品質を守るため、一杯のコーヒーの量を減らし、価格を調整し販売を始めます。この時にデザインされたカップがデミタスカップの起源といわれています。カフェ・グレコの「涼は変わるが、品質・味は変えない」というコーヒーに対する強い想いがデミタスには詰まっているのです。

普段何気なく使っているデザインをなぜ?なぜ?と深堀していくと新しい発見や面白いエピソードに出会うと改めて思いました。このブログでも今回のような発見や、エピソードをご紹介できるよう努力してまいります。最後にカフェ・グリコについて簡単にまとめましたのでご覧ください。

カフェ・グレコについて

出典:JTB

1760年、ローマにてギリシア人が創業したことからカフェ・グレコ(ギリシア)と名付けられた。ショッピングで有名なコンドッティ通りにあり。ローマで現存する最古のカフェとして知られている。ゲーテやアンデルセン・メンデルスゾーンなど歴史的な著名人もこのカフェでコーヒーを注文したと言われています。

住所:Via Condotti 86, Roma

営業時間:午前9時から午後9時まで

Via Condotti 86 Roma
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補足

参考までにコーヒーカップの種類別に容量をまとめてみました。

コーヒーカップの容量

  • マグカップ 200ml-250ml
  • レギュラーカップ 100ml-150ml
  • デミタスカップ 60ml-90ml
  • エスプレッソカップ 45ml-60ml

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